"ローマは一日にしてならず"

2020/11/17 ブログ

今日は、午前中下関市内で高齢者の健康体操の教室がありました(^o^)

こちらでも、ピラティスやヨガの要素を取り入れながら、行っています♪

 

おひとり体験の方がいらっしゃいました。今日もたくさんの方の参加があり、本当に感謝です。
体験された方も次回から参加されるとのことで、また新しい方に身体を動かすことの気持ちよさや健康体操することによって、お身体が楽になることを体感していただけるように頑張らなくてはと思います(^o^)

 

今日は、この健康体操教室に参加されているFさんのことをご紹介したいと思います。70代後半の女性です。Fさんとの出会いは、今からさかのぼること13年前のことです。私が下関市役所の保健部に勤務していたときに、担当していた介護予防事業の介護予防教室(現在の健康体操教室の前身)に参加され、縁あって、13年も私の教室に参加されています。

 

Fさんは、当初から「脊柱管狭窄症」を患っており、腰椎固定術という手術を受けられていました。下肢の痺れと足部の運動神経の障害が少しみられていました。その神経症状が悪化しないように、エクササイズを行う時の姿勢に注意するよう促しながら、行なっています。

 

「脊柱管狭窄症」は.体をそらすと神経を圧迫してしまいます。また、Fさんは腰椎固定を受けていますので、過度に動かすと固定されている上下の背骨にストレスが加り、神経症状が悪化してしまうことがありますので、そういうことが起きないように姿勢と呼吸法を毎回お伝えしながら、エクササイズを行っています。

 

今日の教室の後、久しぶりにFさんとお話しました。
私:「腰の調子は大丈夫ですか?」
Fさん:「調子はいいよ。主治医の先生から驚かれるんよ。脊柱管狭窄症で手術した人は、ほとんどの人が歩けなくなるのに、あなたはすごいな。膝もちゃんと伸びてるし。って言われたんよ。」
と嬉しそうに話してくださいました。

 

最近つくづく思います。年齢を重ねても運動を継続することで、自分の健康を維持でき、明るく前向きに生活を楽しむことができるということを、私の地域の高齢者の教室やスタジオのシニアのレッスンに参加されている方々の姿をみて、強く感じます。


ピラティスの創始者である、ジョセフ・H・ピラティス氏は、次のような言葉を残しています。
「不変の原則は、各運動(エクササイズ)に付随する指示からはずれることなく、忠実に、意識して従うこと、そして体を動かしながら、その運動(エクササイズ)の目的に集中することだけだ。思うような結果を出すためには、それが極めて重要である。(途中省略)
そして、"ローマは一日にしてならず"、ということも忘れてはならない。価値ある努力が実を結ぶには、忍耐と粘り強さが不可欠だ、何があっても自分との約束を守るという、確固としたゆるぎない決意をもって、まじめに運動(エクササイズ)を続けよう。」

(コントロロジー ピラティス・メソッドの原点   から抜粋)

 

さあ、「忍耐と粘り強さ」を持って、ピラティスやヨガを楽しみましょ!(╹◡╹)♡